2023年11月の日記 上(15日まで)

23年11月の日記 上
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日記を書く意味がわからない。

今回のマイテーマは小皿でおやつです

※11月は娘が風邪と気管支炎、夫と私は続けてインフルエンザになってしまい、最初の1週間は記憶にありません。

11月 小皿の日々

11/6 意識して

11月なのに室内にいて暑いと思うなんて。寒がりの私にはありがたい。

蓮根と人参できんぴらにしようと、人参の銀杏切りの厚さに迷ってふと手が止まる。

希望の厚みにするなら切る間ずっと集中しなきゃいけないんだなと。ただの薄切りならよそ見していてもダカダカ切れるけど「娘が口に入れてちょうどよさそうな厚み」にしたいなら、一切れずつ見ててあげないと。って当たり前なことを思ってみた。

当たり前だけど疎かにしがちなことを大切にしてみたら、今度は、味付けが疎かになってしまった。全部は丁寧にできない。

 

11/7 12月の夢

「アドベントカレンダーを毎年買っている」というお母さんが周りに多かったので驚いて真似をすることにした。

「あそこのカレンダーが」とか聞いても到底真似できそうにないので、スーパーで明◯かどこかの「チョコの大袋を買えばキットがついてくるよ」を買った。

それが先月のハロウィンのこと。

今日はそれに詰めるためのお菓子を色々買った。どこかのアドベントカレンダーを買ったほうが安く済んだかもしれないけれど、楽しいじゃないか。

余ったお菓子は全部箱に入れて、つかみ取りをするのだ。

今日のおやつ。

コジコナのカスタード

テーブルを買ったらもらえたartekのお皿。みちっと乗っていてかわいい。

 

11/8 晴れ

インフルエンザ中に食べられなかった食パンを救済すべく、ホットサンドを朝から量産する。平日の朝からホットサンドを作るなんて、すごくおしゃれでシゴデキ主婦感。

ハムチーズにしようとしたらまさかのハムがなかったので、早朝から夫をコンビニにパシらせる程度にはシゴデキ(ない)主婦なのだ…。

上六のなかたに亭

なかたに亭のクッキーを食す。クッキーとは油で粉を焼き固めたものなり、としみじみ考えてしまう。上から見ても横から見ても裏も美しい。一体どれだけ心を込めたらこうなるんだろう?

職人のように日常を丁寧に生きられたらきっと素敵なのに。昨今ブームの丁寧な暮らしってそういうことなのかな、日常にこだわりを持つってことなのかな。「遠い…」と呟くしかできないの私。

学校帰りの娘を迎えに行った夫が危うく娘と行き違いになりかけて、一大事になりそうだった。娘は怒りの号泣だった。

夜は娘の好きなオムライスでご機嫌をとった。

 

11/9 10℃ 個性ゼロ

インフルエンザウイルスが抜けたという実感と共に復活(詳しくは尾籠な話なので割愛)

株主優待でいただいたチョコを食す。卸しの会社なのでチョコに「◯◯(企業名や菓子名)の味だー」といった個性は皆無。甘い口溶けの良いチョコ。個性ゼロ。

それがむしろ個性として突出していてびっくりした。

物事を始める時、それがどんなことでも「個性なんかいらない」と大抵の先輩はいう。知識も経験もゼロのど素人の私は「なんだと?」とその度に(律儀に)反発していた。

この歳になって個性は出すもんじゃないなーとぼんやり見えてきたところだったので、答えを見せられた気がした。

個性を排し基本に忠実に、ただ愚直に。いつかそれが個性になる。

のだろうか。

 

大きい大根がで始めたので嬉しくなって、鶏ももと圧力鍋で柔らかくスープにした。

でもまだ旬には早いのか少し苦味があって、私はそれが美味しい苦味だったけど娘には予想通り受け入れられなかった。

  

11/10 ママ友がいない

私にはママ友がいない。作ってこなかったし、作る機会もなかったし。とはいえ子ども会や学校行事で集まって話すこともあるし、LINEで連絡して公園で待ち合わせて子どもを遊ばせることもある。

でもよくわからない。

大人だけでランチや遊んだことはないし、したいと思っていない。子ども同士の縁が切れたら連絡は取らなさそう。私は取りたい人もいるけど、向こうはそう思ってなさそうだからこちらから連絡はしないでおこう。

そんな感じで、自分から仲を深める努力もしていない。だからママ「知り合い」はいてもママ「同士としての友達」はできない。でもそれって子どもへの影響どうなんだろう。よくないかな?

つらつら考えるけど、今の私にとって友達を作るハードルは出産よりも高い。

学校行事で小学校に行って、周りはママさん同士で談笑しているのを羨ましいと思いつつも輪に入る気力もなかった。

面倒なのか、諦めているのか。

午後は子どもを病院に連れて行った。インフルエンザの予防接種。

夜、雨漏りした。

  

11/11 家族で

娘の風邪と、夫婦のインフルエンザが治って、3人全員が元気なのは久しぶりの休日。予定は午後からだったので午前中はのんびりトランプなどして過ごした。

のんびり過ごせる幸せ。小さい頃はなぜか「お出かけさせねば」という強迫観念で休みのたびに必死であちこちでかけていたから、こういう時間があることが不思議で、とても幸せ。

全粒粉とはちみつのサブレ

家族でクッキングのイベントで、ピザとチーズケーキを作った。

ピザは粉からこねて生地を作り、牛乳からチーズを作る。チーズケーキはチーズを作って残ったホエーも余さず使って。

人見知りで声を出さない娘が、ほとんど聞こえないくらい小さい声ではあるけど「…(ぼそぼそ)」とスタッフさんの質問に答えていて感動してしまった。

そうか、成長してるんだね。

手作りピザ(かじったところを必死で隠しています)

不動産屋さんがお休みで雨漏りは週明けに持ち越し。

  

11/12 二人きりで

日曜日。

娘の作品があまりにも棚から溢れていたので一念発起して一緒に片付けることにした。

いるもの・捨てるもの・押し入れに保管してて欲しいもの…せっせと分けてみた。

そうしたら保管するものが大量で、行き場をなくして床に溢れている。どうせーっちゅーねん?

午後からはパイシートを買いに行ってきた。

私「アップルパイ作りたいんだけど」

娘「ちょっと困るかなー」

私「チョコクロワッサンはどうかな」

娘「じゃあいいよ!」

切り分けたパイシートにチョコを乗せてくるくると巻くのは娘のおしごと。

チョコクロ

熱々はサクッとジュワッとして名店のクロワッサンも敵うまいと思う美味しさ。バターたっぷりのパイの層と甘いチョコレートの合わせ技で美味しすぎて脳がくらくらする。

家でこんなのが作れるなんてサイコーじゃないか。

「本当のクロワッサンもこうやって作るの?」と娘。

おてて

そうだよ。

知らないことがいっぱいあるよね、知っていくのを側で見られる幸せ。

  

11/13 泣かせた 

学校の行き帰りはその時々で付き添って歩いたり車で送り迎えだったりする

今日はその約束が行き違っていて…歩きで迎えに行く私と、車で迎えにきてくれると思っていた娘とで危うくすれ違うところだった。

落ち合う場所が違うから、本当に気をつけないと。

ジブリみたいにぼろぼろ泣いて友達に付き添われてた娘。ごめん。

お皿に乗りませんでした

雨漏りを見てもらったら「ああーこれね」としたり顔で帰っていった業者さん。

ごめんなさい、それは結露です。

  

11/14 嫌な人間 

朝から大慌てでさつまいも餡を入れたパイを作った。

「チョコクロ!?」とぬか喜びさせてしまった。そして不機嫌になる娘を見てカチンとくる私。性格が歪んでいる。

洗濯物を干して、気持ちを整えて、戻る。

出来上がったパイをオーブンから取り出していると、娘がやってきた。「どんな感じ?ふぅん」とお皿を取り上げてテーブルに運ぶ。普段は運んでと言っても無視するのに。かなり私に気を遣っている。

3人であちあちと食べた。

嫌な空気にならなくてよかった。

気をつけてガツンとお砂糖を入れたつもりが甘みが薄かった(チョコを入れたら美味しくなくなった)

すいぽてパイ

夜は鶏胸肉の肉団子をいれたクリームシチューにした。大根と玉ねぎとじゃがいもと、食パンの白いところをいれてふわふわにした白い肉団子の、白い白いシチュー。

私の心根も白くなりたい。

  

11/15 幸せってなんだろう 

夫と子どもがいない部屋。ひとり。

静けさがなにより幸せだけど、それじゃあいけない気がする。と思って誰かがいる時に「ひとりじゃないって幸せ」と心で呟いて思い込むようにしている。

そうすると何かが少しマシになる。気がしている。

シャトレーゼのどらやき

過疎の進んだ田舎じゃなくてコンビニに歩いていける町中で、床が抜けそうであぶなくて屋根が崩れそうで危なくて壁は崩れてて…そんな危険な社宅じゃなくて、民間の賃貸に住むようになって、衣食住が幸せ。

15年以上転勤や社宅住まいを繰り返してきて、ちょっと他にはなさそうな苦労もしてきて思うのは「貧乏暮らし経験は幸福度を上げる」だった。

普通に布団で夜から朝まで安心して眠れること。どこを歩いてもいい床であること…。

普通の生活の有難みをすごく感じて、毎日が幸せ。

そしてもうひとつ気づいたこと。

人間は満たされると頑張る意欲が薄れる…。私の人生のモチベが「幸せになりたい」だったから、余計かもしれない。いやいやこれから!

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