つみきふみです、こんにちは。
ピエール・マルコリーニ大好き!
というわけで大阪にナイツ独演会を観に行ったついでに食べてきました。感想です。
カレーの感想はこちら
シーズナルパフェ『マロン&ピーカンナッツ』
大阪の店舗はグランフロント大阪南館1Fにあります。ひっそりと小さいイチ店舗なので、銀座本店を知ってると拍子抜けします。
秋(9月ー12月 終了日未定)限定のパフェ
『マロン&ピーカンナッツ』
詳しくはHPのカフェメニュー(パフェ)からどうぞ※期間限定は入れ替わります
ラム酒が芳醇なマロンアイスクリームと濃厚なチョコレート、スモークしてからキャラメリゼした香ばしいピーカンナッツに、優しい甘さの栗が調和し秋らしい味わい。アクセントにアプリコットの酸味を効かせた贅沢なパフェです。
*アルコール分:マロン アイスクリーム0.6%、マロン クリーム0.6%
*期間限定:2023年9月1日~ 12月下旬・単品:¥1,980(税込)
カフェメニューより
・コーヒーセット:¥2,530(税込)
・ティーセット:¥2,640(税込)
これがびっくりするくらい美味しかったので感想を残しておきます。さすがオレたち(?)のピエールだぜ…。
綺麗すぎて写真だけでお金払いたいレベル。このブロマイドメニュー売ってくれませんか。
宇宙の真理が見える(パフェの感想です)
来ましたこちら。
見た目がきれいなのは知ってる。でもやっぱり感動する。
垂れそうでたれない、手応え強そうなぐっと握りたい低反発枕みたいなマロンシャンティの輪を掬う。
見た目のみっちり感とは裏腹にふわふわで優しい。シャンティってなんだっけ?な浅慮な私でも口に入れたら「ミルククリーム!」とすぐに言えちゃうくらいのミルクな、でもちゃんと栗の風味も忘れない。最初っからピエール節全開。
そして中央に鎮座するマロンクリームの山はアプリコットソースがかかっている。黄金が日差しを受けてきらきらしている、そんな快晴の紅葉のような佇まい。
「栗にアプリコットソース?www期待できない……うまーーーーーー!!」
なぜ私は一瞬でもピエール様を疑ったのか?アホだからである!無知ゆえの恐れを知らぬ行動!
濃厚マロンクリームはマロンシャンティと同じ栗味。なのに全く別世界の栗味。まったり濃厚で、栗が種子でありエネルギーの塊であることを思い出させてくれるそんな強い存在感。
そしてかかったアプリコットソースの甘酸っぱさがマロンの甘さだけに偏りがちなところに爽やかなバランスを与えてくれていて、でも出しゃばらず控えめで甘くて…ピエールぅぅぅぅ!!(気分はライブ会場)
上部のクリームだけで大満足。
グラスの中身も飾りもどうでも良くなってしまいました。脳みそが小さすぎてそれ以上の処理ができなかったんです。
だからポイッと何も考えず口に入れてしまいました。
飾ってあるピーカンナッツを…。
大罪を犯す
大きいピーカンナッツ。ひとくちで。ただの(スモークした)ナッツだしと。
すぐに後悔しました。こんなにも美味しいものをひとくちで終わらすなんて愚かなり。
口も鼻も呼吸器すべてを満たすスモーク。私が燻られていたい。煙がこんなに美味しいなんて。
尖ってもいない弱くもない、甘くて柔らかいマロンのパフェの中でいいアクセント。そしてめっちゃ美味しい。このナッツだけで売って欲しい。
100%甘いマロンをスモークで飾り付けするなんて人類の歴史で誰か思いついた?これ有史以来の大発見じゃないの?ノーベル賞じゃないの?
宇宙猫状態(宇宙猫…「何がなんだかわからない」「理解が追い付かない」ときに用いられるネット用語 「ポカーン」です)からのなにか悟りを開けそうな、脳全体のスパークが止まりません。
宇宙の真理が掴み取れそうな…あの一瞬は悟りでしかない。解脱しました。
必死で普通に食べてる風を装っていたけれど、店員さんとやたら目が合ったので挙動を心配されていたのかもしれません。大丈夫、私は元気です。
宇宙は無限大(パフェの感想です)
グラスの中へ進みます。
※トップのチョコレートオーナメントは夢中で食べちゃったので記憶にありません。
マロンアイスはあっさりしているので他のクリーム等と合わせると冷たい甘さが引き立ちます。マロンエトフェ(調べたら蒸した栗だそうです)も甘くない。
がっつり甘いクリームと甘みをつけないマロンの風味だけのものと。
そこにアクセントとして参加するスモークナッツ(なんとグラスの中のものはキャメリゼされている)とアプリコット(ソースやドライフルーツといった状態の違うものが入っている!)の酸味。
そしてお家芸のチョコレートアイス。
どういう比率で組み合わせでスプーンですくって口に入れるか、ひとすくい毎に試される食べ手の悦び…(伝わりますかね…?)
結局口に入れるのは自分がスプーンですくったものだけ。そこに無限の可能性があって、すくうたびに新しい美味しさと発見があって。
私、宇宙食べてる!!!
後半はもう止まらなくて、思考してる場合でもなくて、ただただ夢中で食べていました。がっついていました。高校球児だってこうはがっつかないだろうってくらい、おしゃれなチョコレートショップでパフェにがっつくおばさんが1人。しょうがない。
ずーーーーーーーっと脳内がパチパチとスパークしてました。
ホットチョコレートを知らない人類を救いたい
ピエール・マルコリーニに来たら定期的に確認したいこのお味。
容赦ないナッツ。チョコレートは甘いでしょ?の概念を覆す確固とした「カカオ豆は甘くない」という毅然とした態度。そして油の塊であるという現実。かっこよすぎる。
店員さんに勧められるがままブランデーを合わせてみました。
感想は「お酒が好き・寒くて温まりたいなら入れたらいいけど、そうじゃない人は無くてもいいな」でした。
お酒苦手なんですよね…お酒の香りより苦味に負けました。あと度数がキツくて酔ってしんどかったです(普段飲まないから弱いってことを忘れてました)
全部混ぜずにチョコレートをスプーンですくって、そこにひと垂らしして楽しんでみました。
甘いチョコレートが好きな人も、甘いものが苦手な人もこれは人生で1度は経験しておかないと本当のカカオを知らないまま死んでしまいます。そんな人類を1人でも減らしたい。だから飲んで。
試食の塩が最高(チョコの感想です)
写真でずっと見切れている小さい四角のアイツ、お気づきになられましたでしょうか?
「試食です」と出してくださったのはヘーゼルナッツのプラリネチョコ。
たぶんこちら↓に入っている「ノワゼット」だと思うんですが…こちらも小さいのに口の中での存在感がすごくて。
塩の主張が強い。チョコなのに食べた瞬間「塩!」そしてチョコの甘さと混ざり合わない。塩は塩!甘じょっぱいにならず、ずっと塩は確立されている。なのに甘いチョコとケンカもせず、調和してる感じもしないのに、その塩の存在でチョコが美味しい…。
塩最高!(チョコの感想です)
※塩の説明は「ピスターシュ」にあるのでもしかしたらピスタチオのチョコだったのかもしれません…メモにはヘーゼルナッツって書いてるんだけど…記憶違いかな…?
ピエール・マルコリーニは宗教
ピエール・マルコリーニは来るたびに新しい発見があって、解脱できそうな感じもして、私にとってはお寺のような存在です。悟りを開いて心眼が開いて心が洗われるような…(チョコレートショップの感想です)
↑こちらの本にピエール・マルコリーニのお話が載っています。それが答えです。
クマが空を仰いでいました。
よいショコラを!つみきでした。
カレーの感想はこちら。
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