ピエール・マルコリーニ銀座でカレーを食べたら【美味しさに脳が錯乱】

ピエールマルコリーニのカレー
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つみき
つみき

一生通うよ!!!!!

私が東京に行くたびに必ず行くお店、それがピエール・マルコリーニ銀座本店。

今回の旅でも2日間通いました。私にとっての2DAYS!

忘れないうちにただただ感想を書いておきます。「最高においしい!!」で終わっちゃうんですけども。

なんとチョコレートショップなのにランチでカレーを食べてきました

2日間で食べたもの
  • カレー(!?)セット
  • ガトーショコラ
  • エクレア(チョコ・キャラメル・季節限定)
  • ホットチョコレート
  • マカロン各種(お土産)

最高に美味しくてあれもこれも…と調子に乗って勢いで平らげてきました。周りのお客さんやレジで伝票二度見されたけど、私は元気です。

行ったこと無いなーって人も、気になってた人も行く価値あります。絶対!!

この記事で紹介するもの
  • カレーセット
  • ガトーショコラ
  • 季節限定エクレア

2日目は別記事で書く予定です。思いの外カレーの語りが長くなってしまったので…へへ。

ピエール・マルコリーニって?

詳しくはHPのピエール・マルコリーニについてをどうぞ。ベルギー生まれのショコラティエさんです。

誠実そうだ…とお写真見るといつも思います。TVでの受け答えなんか見ててもかっこいいし紳士だし、真面目だし。

アートをつくるのは職人」なんて言ったりもしますがまさに職人だからこそのクオリティなんだなと感じます。私とは正反対…。

私が知ったのはもうずいぶん昔、独身の頃読んだこの漫画から。

これを読んで以来、東京に行くと必ず行きます。むしろこのために東京に行くと言っても過言ではない(実際食べに行くためだけに東京に行ったことも)

そのくらい長年に渡って大好きなチョコレートショップです。

いつから行ってるのかもう覚えていません。でも行くたびに感動します。飽きないんです。

(銀座店が出来たのは2001年)

カレーセット

ついてすぐ向かった1日目。お昼の時間だったのもあって念願のカレーセットを頼みました。

1日目
  • カレーセット(ホットコーヒー)
  • エクレア(季節限定)
  • ガトーショコラ

「カウンターならすぐにお通しできます」といわれホイホイとカウンターへ。

…コロナでカウンターは私が独占状態(;;)コロナで席数が減らされていてお店の方と1対1という状況に焦ります。が、コロナゆえのマスクと、アクリル板の距離感で会話ゼロ。

むしろ少しくらい話したかったのですが、この方が楽といえばラク。

私「カレーってどんな感じですか?」

店員「欧風カレーで、結構辛いです」

全然わからん…辛いのか…ってもっと説明するとこあるんじゃない?辛さ以外に。チョコ的な説明ないんだ?チョコで辛くてカレーってどんなもんなの?

謎は多いけれど数量限定だしせっかく来たんだし、まあ食べてみよう。と、このときは正直あまり期待せず注文しました。

サラダの絵画のような美しさ

20分くらい待ったでしょうか?ドキドキしながら厨房をチラ見したりしているとまずサラダから到着。

「サラダ」とあるので「葉っぱをちぎったものが出てくる」と思い込んでいた私は、早速裏切られました。

光を受けてキラキラと輝くお皿の中の宝石。絵画のような美しさ。見た瞬間「宝石だ…」と心のなかで呟きました。

実物は宝石のようにキラッキラ

角切りトマトにみじん切りの玉ねぎ。紅と白の対比にしばし見入ってしまいました。

私、今から美術品をいただくのだ。

じつは生玉ねぎが苦手なのですが、この玉ねぎは香りがとても良くて辛味ゼロ。とにかく旨味しか無い。そんな玉ねぎある???舌に美味しさしか残っていないなんて。

そしてフレッシュな甘みと旨味のかたまりのトマト。荷物持って歩いて腹ペコのお腹に染みます。トマト嫌いな人でもこのトマトは好きでしょう。生臭さとか、雑味を感じないので。

全体の味をまとめているドレッシングはバルサミコ?ツンとしたキツさもなく優しくてずっと舐めていられる。すいませーんグラスでください!飲み干したい。

そして恐ろしいことに量が全然ケチくさくない。おしゃれなお店の一口しか無い前菜と違って、どっかりたっぷり。このサラダだけでもう満足です。

サラダでこの美味しさ。いやがうえにも期待が高まり、そして本命のご到着です。

見た目が1億満点!!!

あーーーーーーなにこれーーーーー(;;)美しい…!!!!!神?神が作ったの?神しか許されない食べ物では?私が食べていいの?

カレーでありショコラである

真っ白なお皿に黄みがかったご飯が丸く乗せられ、そしてとろりと横に存在するカレー。お肉もしっかり入っていて、角がキレイに立っています。

恐る恐るスプーンを入れてすくいます。液体の縁の黒さに、チョコの感じがしっかりします。

固めの米粒にしっかり絡んでくれる濃度の高さ。

液体といえるギリギリの水分量。厚塗りの油絵のようであり、逆さにしてもきっと落ちないと思わせる堂々とした佇まい。

そして……もぐもぐ…。

……。

うおうおうおうおうおう(;;)

とんでもなく美味しいカレー。すべてが溶けて渾然一体となったような濃厚さ。不快だったり刺激だけの辛さじゃない、美味しい辛さ(つみきは辛いものが食べられません)

そしてなにより…チョコだ!!!!!!!!!!!

カレーなんです。100%カレー、専門店で食べるような最高に美味しいカレー。

なのに、チョコ。

カレー味のチョコでもなく、チョコ味のカレーでもない。カレーである。そしてチョコである。はっきりとした世界の境界線は保ちつつも喧嘩すること無く調和している、これぞ世界平和の見本ともいうべき姿。

カカオニブが入っているようで、それが口に入るとチョコでしかない。でもちゃんとカレー、でもチョコ。

スーパーで買うようなチョコじゃない。甘くない。でもきつい苦さもない。ただただ華やかな香りが鼻から脳まで広がる感じ。

そうか、カカオってこんなに花のような華やかさがあったんだ。

王族の舞踏会みたいな(知らんけど)そういう重厚で気品が高そうな華やかさ。道端の花ではない高貴さ。

そしてなにか南国の果物のような…フルーティさ。チョコってこんなだったっけ。そうだ、ここのチョコはいつもそうだった。カカオって南国のもので、豆で果物っぽくて…。

「ふ…ふふふ。うふふふふ」

気づけば笑いが止まりませんでした。食べながら頬が緩む、声を出して笑ってしまいそうになる、「美味しい」って心の声が漏れそうになる。

理性総動員で食べました。罰ゲームなの?

ごろっと贅沢に入っている牛すじ肉(と思われる)も、スプーンを入れるとホロッと柔らかいのにきちっと真面目に四角い、角の美しさ。ケチらずにドカンと入っているのにルーと肉の色が同じで必要以上に存在を主張しておらず、でも肉々しさもあるボリューム。

ご飯もルーも肉もサラダも、そこらの飲食店の量よりがっつり多め。餓死寸前だった私の胃袋が満たされました。

私、今どこにいるの?高級料理店?こんなにサービスのいい高級料理店て存在したんだ…。

盛大に裏切られた予想

チョコ屋のカレー。銀座で食べるカレー。値段は高い。正直期待はしない。

「チョコとか言ってるけどしょうもないカレーでぼったくり銀座価格だろうな」と穿った見方(ひどすぎる)をしていた私はここで土下座するしかありません。

こんなの安すぎる

このカレーだけで出店していいくらい。私が石油王なら出店してもらってる。

やっぱりピエール!天才!!疑った私の浅はかさよ。お詫びにショコラの角であたまぶつけてコールドチョコレートの海で溺れて死にたい(やりたいだけやん)

セットは実質無料

まだ続きます、これはセットなのです。嘘でしょこの値段でまだ続くの?カレーだって実質無料だったのに。

ドリンクとアイスがつくんですよ…。これもおざなりの添え物なんかじゃない、れっきとしたピエール・マルコリーニの真骨頂のアイスです。真剣すぎるだろ、もっと手を抜けよ(混乱)

スプーンですく…えない!もったり濃厚なアイスはスプーンから離れなくてまるごと持ち上げられそうな粘着力。3Mの新製品かな?

いやしかしまごうことなきチョコアイス。でも先のカレーのチョコ感とはまた違うチョコ。しっかり甘くて舌に絡みついて、こういうのを官能的な味って言うんでしょうか。なかなか口の中から消えない。でもしつこくない。

コーヒーまで夢のように美味しい

そしてコーヒーをひとくち。コーヒーまで衝撃の美味しさ。このコーヒー音痴の私が腰抜かすほどの美味しさ。

コーヒーに詳しくないので語る言葉を持っていませんが、アイスとの相性が完璧。

あっさりと口当たりは軽く、ふわっとしているようで深い味。酸味もなくなんだか湧き水のような透明感。

時間が立つと酸っぱさが出てきますが、それも軽やかで、苦手な私も美味しいと思える酸味。

もうそこらのコーヒーショップのコーヒーなんて飲めないよ;;

このあとにお替りしたガトーとエクレアとも、お互いを引き立てあいます。信じられないチームワークです。

ガトーショコラ

カレーでお腹はいっぱいでしたが「なんのために東京まで来たんだ!」とおかわりです。ライブのためなんですが、あまりの美味しさに目的を見失いました。

御覧ください、こちらが今回何度目かの美術品です。

気泡の跡まで美しい

フォークを入れるとポロポロと崩れること無く、みっちり、ねっとり。簡単に通さないぞという硬度とは違う、しっかりした密度を感じます。夢のよう。

断面の気泡のきめ細やかさにうっとり。カウンターの頭上の照明が当たって断面の気泡の跡がキラキラと輝いて、確かに宝石です。

とても小ぶりですがギュッと詰まった濃厚さは、ホールケーキを食べているくらいの満足感です。添えてあるクリームも一緒に口に入れたり、食べ方も色々変えて楽しめます。

このクリームも形はみっちりしていて固そうなのに、すくうとふわっと軽くて、ガトーショコラの印象を変えてくれて楽しい。

甘さはなく、ミルクの香りもやや薄い気がしました。全てはガトーショコラを引き立たせるためなのでしょう。

カレー、アイス、ガトーと3種類、同じチョコレートなのに全部違うチョコレートってどういうことなんだ。この違いを語れない力量が恨めしい…。

季節限定エクレア

でました、ドン!(ガラピコ)

季節限定を選びました。

HPよりお借りしました

眩しい…!!

上にメレンゲ。そして香ばしいピスタチオ。レモン色のクリームが上に塗られています(シチリアレモンのグラサージュというのですね)

バターのいい香りがします。さっくりと焼き上げられた皮の中は酸っぱさが際立つクリーム。これだけだと「すっぱい」となりますが、上のグラサージュが甘酸っぱくてちょうど良くなります。上だけずっと舐めていたい。

眩しいくらいの煌めき

レモンの酸っぱさと、塩気のようなしょっぱさも感じます。甘いだけではない複雑な美味しさ。これは子どもには無理だな〜(したり顔)

メレンゲとピスタチオが時々口に入って単調で終わらない、これ一個でフルコースのような変化と楽しさがあります。

もう一度堪能すべく同じものをお替りしたかったのですが、さすがにお腹がぱつぱつになったのであえなくダウンです。

今回の順番

あえて順位をつけるなら、です。カレーの衝撃は堂々1位ですね。

順位
  1. カレー
  2. サラダ
  3. コーヒー
  4. アイス
  5. ガトーショコラ
  6. 季節限定エクレア

チョコレートショップに来ておいて1・2がまさかの食事系。

人の数だけ最愛ショコラがある

ここがどこよりも一番美味しい、という話ではありません。私にとっては最上のショコラティエであるという話なだけで。夫はリンツが最も好きです。

ひとの数だけ最愛のショコラがある…(どやぁ)

後日2日めも書けたらなと思っています。

長々と興奮した文章に最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。
よいショコラを!つみきでした。

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