こわい絵本をよんでしまった(涙)
こんにちは、つみきふみです。
先日子どもが園から絵本を借りてきました。それがこちら。
とても怖いお話でした。
こどもと読んだあとに「あなたの感想を聴きたい」と、強くそう思わせる絵本です。
「ちがうねん」
可愛絵柄とは裏腹な絵本でした。
「考えてしまうと怖くて震える」と呟いています。そう、表紙のおさかなさんに騙されてはいけません、その左下のマークの訳者の方の言葉。
こわー、なお話をゆらゆらと訳してん。
長谷川義史
クレヨンハウスから出ている「ちがうねんーぼうしシリーズ絵本ー」の1冊。
こわーなんです。怖いじゃなくて、こわー。この言い方が読後、言えて妙なのです
内容
以下クレヨンハウスさんの内容紹介より
暗く静かな海の中。ちいさな魚が、大きな魚が眠っている隙に、帽子を盗みます。 「ぼくに ぴったりやん このぼうし」。 悪いことと知りつつ、自分のほうが似合うから、と言い訳をして、逃げていくちいさな魚。すぐそばまで大きな魚が追ってきていることにも気づかずに……。
クレヨンハウス
そう、この本は「人のものを盗む」話です。子ども向けの絵本といえば可愛くて・可笑しくて・優しくて・心が温まる。もしくは悲しかったり学びにつながったり…色々あります。
そしてこの絵本は真っ向から犯罪を描いています。
どんなに幼子でもやっていることは犯罪です。読後に親子で話し合えるといいなと思います。
話し合うには早すぎた
我が子が借りてきた理由は「おさかなさんが可愛いから」
わかるわかる。帽子かぶっておしゃれだし。じゃあ読んでみよう…。
初っぱなから衝撃のセリフ
このぼうし ぼくのとちがうねん
とってきてん
「ちがうねん」
お話はこのおさかなさんの独白で進みます。
誰に言ってるのか?
逃げて逃げて、逃げる間ずっと言い訳しています。
ぼくのとちがう わかってる
とったらあかん わかってる
「ちがうねん」
わかってる、のに。
登場するキャラクターはほぼ無表情です。それが余計恐ろしい。
そしておさかなさんは杜撰(ずさん)な逃げ方を続けます。
その適当さが子どもらしくてほほえましいと思うかどうか…。
つみきの感想
私はとても怖かったです。
現実にも自己中心的で残酷な犯罪がありますが、それを想起させるお話だなと思いました。
子どもが盗っちゃった。
良いも悪いもよくわかっていないから。
そんなもの。
そうなんだけど、そこで放置しちゃったら将来とんでもないことに繋がるんじゃないかと。
幼稚さというものを考えさせられました。
最後をどう捉えるかで怖さがまた違ってきます。私は恐怖だったし、夫は「叱られて元通りだよ」と明るく言っていましたが。
他の人の感想が知りたい、みんなはどう思うの!?感想を共有したい本です。
子どもの反応は
うちの子は関西弁がおもしろくて笑っていました。
「かわいい、おもしろい」と喜んで聞いてくれていたのに、私がいい機会だし真面目な話をしようと「このお話はすごく怖いよ」などと怖さを延々話してしまいって(あほ)
私の雰囲気が怖かったようで「怖いからもう読みたくない」と絵本ごと拒絶されてしまいました。大失敗…。
とてもいいテーマだと思うので、何かの機会に読んで子どもとお話できればいいんじゃないでしょうか。
我が家ももう少し時間をおいて、また読みたいです。
あなたの感想はどうでしょう?
つみきでした。良い明日を!
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