NHKドラマ「アイドル」の感想

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普段テレビは観ないつみきふみです、こんにちは。

観ない理由はHSPだからとか集中力がないとか色々あるんですが、親が言うには小さ頃からテレビが好きでない子どもだったらしく、生まれつきかもしれません。

最近はEテレかアマプラでポケモンを観るだけの日々です…。

そんな私がうっかり視聴したドラマが「アイドル」

すいません、役者さんのお名前とか存じていないのではちゃめちゃな感想ですが、観た気持ちを残しておきたいので勢いで書いておきます。前置き長くてすみません。

NHKドラマ「アイドル」

戦前・戦中に実在したアイドル「明日待子(あした・まつこ)」を題材にしたドラマ。

ファンの恋人「アイドール」だったそうで…アイドルってそんな昔からあったんだ!しかも劇場でファンが応援するという…AKBの走りみたいな感じだったのでしょうか。ちなみに私はあっちゃん推しでした。

その待子と劇場のお話。

感想

主人公が最初めちゃくちゃダサいのにどんどんアイドルになっていって役者さんてすごい。

主人公の前のスター役の人がきれいで絶対宝塚でしょと思ったらそうでした。スターを降ろされるときの顔が鬼気迫っていてえげつない。きれいな人が鬼になると本当におそろしい。

スター役の男の人、いつ観ても雰囲気すごいですね。山崎育三郎さんでしたっけ、気づいたらTVによく出られてたと思うのですが、何者…。

この漫画のモデルだと思ってたんですが、違います?(なんにもわかってないな)

待子の恋人役の人もかっこよかった。

ラストに出てくる子役がめちゃくちゃ歌上手くてびっくりしたけど役名が「みそら」ん…?

戦争がえぐい

戦時中の劇場をとりまくお話なので戦争の悲惨なシーンはありませんが、それが余計に胸に来ます。

劇団員が出征して、帰ってきたと連絡を受けた待子たちが「帰ってきたんだ!」「案外早かったね!」と嬉しそうに集まるのですが…。

そのやりとりが「戦争をリアルに感じていない若者たち」感がすごく出ていて逆にリアルで…。

学徒出陣で学生たちがこれが最後だと思って劇場に見に来るところとか、ファンが待子に「握手してください」というシーンとか。

学生がなんで戦争に行かなあかんねん!と思ってしまって…親になった身としてはもう辛くて。

そんな中でも恋をしてっていうのが、戦争と日常が行き交っていて切なくなります。

待子が慰問に行って、傷ついて、帰ってきてからファンレターを見て決意するシーンとか。

Twitterで見かけたこと

出演されてた方が実際の明日待子さんとお知り合いだったこと。

それから出征した恋人と無事ご結婚されていたこと!

実際の待子さんへのインタビューなんと2017年。2019年までご存命だったとか、びっくり。

ご結婚された方は会社も起こされていたそうです。

いやもう結婚できて本当に良かったーーー!!

こういう人になりたい

ドラマの一本筋を作っていると感じたのが、椎名桔平が演じる支配人。待子をアイドルにし、劇場をずっと守っていて、慰問から帰ってきた待子のことも励まして…すごい人だなって思いました。

ああいう人が本当に強い人間なんだろうな…なりたい(なれない)

 

戦争は本当に嫌です。私の祖父母は全員戦争経験者ですし、出征もしています。

こういうドラマや戦争の話を聞くのは辛いけれど、その辛いという思いが戦争を止める力になれるならとも思います。

 

よい夏を。つみきでした。

ちなみに観た理由。ミヤジ出演の「カバーズ」を観ようとしたのでした…。ちゃんちゃん。

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