猪肉ってなんの肉?【ぼたん】

いのしし肉を調理した
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つみきは山の方に住んでいます。もともと関西の平凡な土地の育ちだったのですが、嫁いでからはわりと僻地を転々としております。

熊、カモシカ、リス。およそ山にいそうな動物にはそれなりに遭遇しているし、近所の被害もよく聞きます。現在住んでいるところも外を歩くときは熊鈴必須だし。

今回はそんな私がつい先日いただいた食材のお話です。

いのししが家にきたよ

こんなお肉をもらったよ。

ピンポンと鳴って出てみると猟師さん。

「今日獲って、捌いてきたから食べて」

「へ?あ…ありがとうございます」

私はあまり面識のない方でしたが、主人と仕事の知り合いで持って来てくださったとの事。(主人はその日出張で不在)

次の日帰って来た主人に報告すると大喜び。

「やったー!あの人腕いいんだよ臭みもないと思うよ!」

たっぷりのお肉。色が濃くてルビーの様。透き通っていてきれい。何より臭みがない。

スーパーのお肉なんかも臭いがあったりしますが、獣臭?のようなものもなし。ちょっとびっくりです。

ちなみに主人の仕事の関係で山に住むことが増えた我が家ですが、ジビエに関しては愛読書のこちらで知識は少しだけありました。

私の愛読書です。ネイチャーの考え方・知識、とても参考になり定期的に読み返すバイブルです。でもテレビでみるとうざいんだよなあ…紙の漫画でちょうどいいんだよなあ…(読むとわかります)

よし、食べよう

初めての食材でドキドキですが、主人も喜んでいるし大丈夫だろうといざ調理です。でもやっぱり心配だからネットで調べてみる小心者。

まずボウルに水を張って、塩を入れ何度か洗う。

とあったのでやってみましたが、上手に血抜きされていて必要を感じなかったので省略しました。

フライパンを適度に熱して焼きます。味噌鍋も迷ったのですが、臭いもないので焼肉でいけそうだと思いました。

焼くと…すごい脂!でも臭いはやっぱりありません!

人間に感染する寄生虫がいることが多いという事でしっかり焼きました。

いざ、実食!

小さな食堂で出てくる様な雑な焼肉定食風にざっと盛り付けて実食です。

夫「…(もぐもぐ)」

私(ドキドキ)

夫「…(もぐもぐ)…んまあああああああああい!!!!」

おおー!主人は獣の肉(熊や猪など)を猟師さんと何度か食べているので、その主人が言うなら間違いない。

私もドキドキしながら食べてみます。なんたって人生初です。

私「…もぐ…な、なんじゃこりゃああああああ!!!」

美味しすぎる

まず臭みのない肉。じゃあ無個性かっていうとそんな事ない。脂があっさりしてスッと流れる様。まるで水。そしてほのかに甘い。

良いドングリ食べて山を駆け回って元気に育った猪なのかな…そんな風に感じました。

鶏豚牛のどの肉よりも好きかもしれない。いや、もう好きになってる。

脂が全然胃もたれしない。

どんな肉でも「お肉食べたな」って実感は多少ともあるものですが、それが全くありません。実感は胃の負担のことだったのかも?胃になんら負担を感じず、獣のエネルギーだけいただいた感じがします。とても不思議です。

脂が手にも優しい

下ごしらえで洗ってみたときに脂が手についたのですが、それがなんというか、手にすごく優しかったんです。臭みもなく、水仕事でも水を弾き返し、ベタベタもせず。「これハンドクリームにしたい!」って思わず叫んでしまったほど(笑)

熊の油や馬油っていいと聞きますが、猪油もあるのかな〜?

自然の生き物の力は本当に偉大だなと改めて思いました。

今回の経験でちょっと気になってしまった熊油。馬油と羊油は何度かお世話になりましたが、やはり山の神と言われる最強生物の油が1番かも・!?試すことがあったらまたブログに書いてみたいと思います。

ちなみに猪油を調べたところラードしか見当たりませんでしたのでご報告します。ラードって。そりゃ遠くはないけども!

食べ始めと食べ終わりに自然と「いただきます」「ごちそうさまでした」に対して心がこもりました。

たくさんいただいたので今度はボタン鍋にも挑戦したいと思います。猟師さん、山の幸ありがとう!

おまけ

猟師と漁師って読み方おんなじなんですね。山と海、どちらもおんなじなんだなあ、つみお。(深いこと言えなかった)

よい明日を〜!

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